オペアンプを使った定電流回路
今はネットでいろんな情報が得られる時代になりました。ありがたいことです。
いろんな人の知恵や思想を分けてもらって様々なものを比較的容易に作れる時代になりました。
ところがここで落とし穴があることに最近気づきました。
というか、自分の知識がないことが原因なのですが・・・。
「オペアンプ 定電流回路」とか検索するといろいろ出てきますよね?
それで、実験してみたんです。うまくいったんです。
んで、油断していたら、ある条件のときに思った通りの動作をしないのです。
例えばVccが5VでDACの出力が0VでRが100オームのとき、負荷に電圧のロスとか無い場合は5/100で50mA流れるはずです。しかし50mA未満の電流しか流せませんでした。
なぜだろうと思ったら、オペアンプの出力はrail to railだったけど、入力がrail to railではなかったのです。
そんなことは全く知らなかったので、検討違いの考察をしておりました。
ちなみにトランジスタではなくPchのエンハンストタイプのMOS-FETだとベース(ゲート)に流れていた電流も減るのでGood.
ここで改めて、思い知らされたのはハードウェア設計は根本的な理論と部品選定がとても大事だということでした。
かつて、小基板で24Vを3.3Vにレギュレータで落して、1Aを流そうとしたつわものもいました。
hfeのバラツキなどを考慮せず、回路設計したものもいました。
抵抗にどんだけの電流が流れるかも考えずに1608を使ったものもいました。
やっぱり部品選びは慎重にするべきですね。